目次
1. 長嶋茂雄 ― 日本球界の象徴
■ プロ野球の顔としての活躍
- 生年月日:1936年2月20日(千葉県佐倉市出身)
- プロ入り:1958年、立教大学から読売ジャイアンツ入団
- 通算成績:打率.305、2471安打、444本塁打、1522打点
- 受賞歴:新人王、MVP5回、ベストナイン17回、国民栄誉賞(2013年)、文化勲章(2021年)
1958年のデビュー戦では天覧試合で本塁打を放ち、日本中に“ミスター”の名を知らしめました。王貞治さんとの**「ON砲」**はV9時代の象徴として今も語り継がれます。
■ 名将としての実績
1975〜1980年、1993〜2001年の二度にわたり巨人監督を務め、数多くのリーグ優勝・日本一を達成。指導者としても日本球界を牽引しました。
■ 偉大な生涯の幕引き
2025年6月3日、肺炎のため東京都内で逝去(享年89歳)。その訃報は日本全国に衝撃を与え、私的な葬儀は6月7日に執り行われました。
2. 松井秀喜 ― 師弟を超えた深い絆
■ 運命の出会い
1992年ドラフトで、巨人が星稜高校の松井秀喜を1位指名。長嶋監督と握手を交わした瞬間から、師弟関係がスタートしました。
■ 栄光を分かち合った瞬間
2013年、両者は国民栄誉賞を同時受賞。授賞式では松井さんが始球式に登板し、長嶋さんが打席に立つ感動的な演出がありました。
■ 東京五輪の聖火リレー
2021年東京オリンピック開会式では、長嶋さん・松井さん・王貞治さんが並び聖火をつなぐ姿が世界に放送されました。世代を超えた“野球の絆”を象徴する場面です。
■ 松井さんの言葉
「200年経っても語り継がれる方」とスポニチの取材で語った松井さん。恩師への深い敬意が、今も変わらぬ想いとして胸に刻まれています。
3. 2025年8月16日 ― 追悼試合での始球式
■ 試合概要
- 日程:2025年8月16日(土)14:00試合開始
- 会場:東京ドーム
- 対戦カード:巨人 vs 阪神(長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合)
- 中継:地上波(日本テレビ系)、CS(日テレジータス)、配信(GIANTS TV、Hulu)
■ セレモニーの流れ
- 13:33〜 特別映像上映・黙祷
- 国歌独唱(山崎育三郎さん)
- 13:51頃 松井秀喜さんによるセレモニアルピッチ(始球式)
- 試合開始
■ “FOR3VER”の意味
追悼試合のテーマは「FOR3VER」。
背番号「3」に敬意を込め、「永遠に不滅」を意味するフレーズです。来場者には特製オリジナルタオルが配布され、人文字アート「アランチョ・ネロ」が演出されます。
■ 特別ユニホーム
- 出場選手全員が背番号3のユニホームを着用
- 帽子・ソックスに追悼ワッペン
- 試合後には**「3」の人文字**とサインボール投げ入れが予定
4. 結び
長嶋茂雄さんが築いた「背番号3」のレガシーは、今も球界とファンの心に生き続けています。
その背中を追い、海を越えて活躍した松井秀喜さんが、追悼試合で始球式を務める――。
それは、**師への敬意と感謝を込めた“一球”**であり、未来へと受け継がれるバトンです。
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