はじめに:子育て世代こそ考えたい資産形成
子育てに家事に、毎日忙しく過ごしていると、将来の資産形成や老後のお金のことを後回しにしがち。でも、「このままで大丈夫かな」とふと思う瞬間ってありますよね。私もその一人でした。
そんなときによく聞くのが「iDeCo」と「NISA」。でも、調べれば調べるほど「どっちが得なの?」「自分に向いてるのはどっち?」と迷ってしまう。
この記事では、そんな疑問を持つママのために、私自身の経験をもとに「iDeCo」と「NISA」をわかりやすく比較し、どちらを選ぶべきかをママ目線で解説します。
iDeCoのメリット・デメリット
◎ メリット:節税効果が大きい
- 掛金が全額所得控除されるため、住民税・所得税の負担が減る。
- 運用益も非課税。
- 受け取り時にも退職所得控除や年金控除が使える。
× デメリット:受け取り時に注意が必要
- 原則60歳まで引き出せない。
- 受け取り時には税金がかかる。
iDeCoについてネットで「非課税」「節税」と書かれているのを見て、勘違いしていたママ友もいました。たしかに拠出時は節税になりますが、受け取り時に課税される仕組みです。
これは「iDeCoに加入させたい」一部の業者が、良い面ばかりを伝えていることが原因の一つ。買うときに節税になれば、受け取り時に益金として税金がかかるのは当然なんですよね。
さらに、退職金や企業年金などとの兼ね合いで控除額が変動するため、受け取り方を間違えると、せっかく節税したのに税金が多くかかってしまうことも。制度の理解がとても重要です。
また、手数料も意外と盲点。iDeCoは口座管理手数料などの固定費がかかるため、少額で始めるとコスト負担が重く感じることもあります。制度としては魅力的でも、ライフステージや収入に合わせて選ぶことが大切です。
NISAのメリット・デメリット
◎ メリット:柔軟で続けやすい
- いつでも引き出せるため、急な出費に対応しやすい。
- 運用益が非課税(しかも2024年からは非課税期間が無期限に!)
- 金融庁が認めた低コストの投資信託のみが対象なので、初心者でも安心。
× デメリット:節税にはならない
- 所得控除は受けられない。
とはいえ、節税以上に「育児中でも使いやすい」点が魅力。家計に余裕がない時期でも、少額からスタートできるし、途中で引き出すこともできる。わたしも、出産直後に家計が一時的に苦しくなったとき、NISAを一部取り崩して助けられた経験があります。
新NISAは“神改定”レベル!夫婦で使えば充分な非課税枠
2024年の改定で、NISAは大幅にパワーアップしました。
- 年間120万円(積立投資枠と成長投資枠を合わせて)
- 生涯投資上限1,800万円(夫婦で3,600万円)
- 非課税期間は無期限
これにより、老後資金や教育資金をコツコツ貯めるには十分すぎる制度に。今は「まずNISA」という選択がベストだと感じています。
教育費、マイホームの頭金、老後資金。何にでも使える自由度の高さが、子育て世代にとっては何よりの魅力です。
証券口座選びも超重要!私の失敗談
正直、昔は訳も分からずにゆうちょ銀行でNISA口座を開設してしまいました。手数料も高く、選べる商品も少なくて後悔…。
いろいろ調べて、今は SBI証券と楽天証券を使っています。どちらも手数料が安く、アプリも使いやすくてとても満足。
現在は、
- NISAは楽天証券
- iDeCoはSBI証券
と使い分けています。ここに落ち着くまで、何冊も本を読み、ブログやYouTubeを見て勉強しました。
とくに子どもを寝かしつけた後、スマホで少しずつ調べる時間が私の貴重な勉強時間でした。最初は専門用語だらけで嫌になりそうでしたが、少しずつ理解できると、家計への安心感が違います。
(このあたりの比較記事やおすすめ本も、また別記事で紹介予定です!)
制度選びより大事なのは「何を買うか」
iDeCoとNISAで迷うよりも、「どこの証券会社で、何を買うか」が大事です。
せっかくNISAを始めても、手数料の高いアクティブファンドを選んでしまえば意味がありません。制度だけに注目せず、「中身(投資商品)」をしっかり選ぶことが、将来の資産を守るカギです。
ネット証券で選べる低コストのインデックスファンドがやっぱり王道。私はS&P500やオルカン(全世界株式)を中心に積み立てています。
まとめ:私のおすすめはこう!
- 初めて投資をするなら「NISA」から
- 家計に余裕が出てきたら「iDeCo」も検討
- 証券口座はSBIか楽天証券がおすすめ
- 制度よりも「中身」を選ぶ力が大切
NISAの神改定によって、私たちママ世代にも資産形成のチャンスが広がりました。焦らず、少しずつ学びながら進めていくことが何より大事だと思います。
将来のために、今日できる一歩から始めてみましょう!
※本記事は個人の体験に基づく内容です。投資判断はご自身で慎重に行いましょう。
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