目次
✅ ガソリン税と暫定税率とは?
日本で販売されているガソリンには、税金がたっぷりかかっていることをご存じですか?
ガソリンには以下の2種類の税金が課されています:
税の種類 | 本則税率 | 暫定税率 | 合計 |
---|---|---|---|
揮発油税(国税) | 24.3円 | +24.3円 | 48.6円 |
地方揮発油税 | 4.4円 | +4.4円 | 8.8円 |
合計 | 28.7円 | +28.7円 | 57.4円/L |
さらに、これらの税金を含んだ金額に対しても消費税(10%)が上乗せされているため、ガソリン1Lあたりに約31.57円の“暫定税率+消費税”分が上乗せされている計算になります。
✅ なぜ「暫定」のまま残ってるの?
この「暫定税率」はもともと、1974年に道路整備のための財源として一時的に導入されたものでした。
ところが、何度も延長され、**2008年には実質的に“恒久化”**されています。
名前こそ「暫定」ですが、50年近く続いている立派な“常設税”。
財源として2兆円規模の収入があるため、政治的にもなかなか廃止されないのが現状です。
✅ どれだけ損してる?計算してみよう!
現在のガソリン価格には、1Lあたり約31.57円の税金(暫定+消費税分)が上乗せされています。
- 10L給油 → 約316円の税負担
- 40L給油 → 約1,263円
- 月3回40L給油する人 → 年間約15,000円以上!
普段あまり意識していなくても、知らず知らずのうちに大きな出費になっています。
🧮 【シミュレーター】あなたの節約額は?
あなたが毎月どれだけガソリンを入れているかによって、「暫定税率が廃止されたらいくら節約できるか?」を以下のシミュレーターで簡単にチェックできます👇
①現在のガソリン価格 ②1回の給油量 ③月の給油回数 を入力して「節約額を計算する」を押してね
🚗 ガソリン暫定税節約シミュレーター
📊 【早見表】給油量別の節約額
「計算するのは面倒…」という方のために、よくある給油量ごとの節約額を一覧表にしました。
1Lあたりの暫定税率+消費税は約31.57円として計算しています。
給油量 | 節約額 (暫定税率分) |
---|---|
10L | 約 316 円 |
20L | 約 631 円 |
30L | 約 947 円 |
40L | 約 1,263 円 |
50L | 約 1,578 円 |
📉 税金を下げるにはどうしたらいい?
実は、ガソリン価格が高騰した際に一時的に税金を停止できる仕組み「トリガー条項」が法律上存在します。
しかし、2011年の東日本大震災以降、この条項は凍結されたままで、今も解除されていません。
税金を下げるには:
- 世論を高める(SNSや署名活動など)
- 地元議員への意見や要望
- 政策を注視することが必要です
🧾 まとめ:賢くガソリン代を見直そう!
- ガソリン1Lごとに約31円も余分な税金を払っている
- ちょっとの給油でも、年間1〜2万円の負担に
- シミュレーターで自分の損失を“見える化”しよう
- 政策が動かなくても、知って備えることが第一歩!
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